長谷川まみさんのカトラリー

今日のこの1品。
長谷川まみさんのカトラリーです。

はじめまして、の長谷川まみさん。金工作家さんだそうです。

いきなり余談ですが、わたしは「まみ」という名前に弱いのかもしれません。
思い返してみれば、始まりはクリィミーマミ。
パンプルピンプルパムポップン!
からのー。
エスパー魔美。
魔美がテレポーテーションの時に使う、仁丹が入ったハート形のブローチを模したフリスク入れを藤子不二雄ミュージアムで見つけて感激して購入。
からのー。
専門学校時代の友人の真実。

有名まみ2名に紛れて個人的に好きなまみが1名混じっておりますが、まみ、に悪い人はいないと言っていいでしょう。
余談終わり。

そんな長谷川まみさんのカトラリーは、うつわ屋さん&カフェのお店を訪れた際に購入しました。

http://yabedesign.com/yaichi/gallery/mami_hasegawa.html

もともとこちらのお店のHPを見ていて、「ま」と刻印されている銀のさじを見てグッときていました。
まみさんの「ま」だと思うんですが、この刻印された「ま」の字体がとてもタイプなのです。
銀のさじやミルクピッチャーの裏側などに入っている「ま」の刻印が、とても自然で美しくて凛としていて、平仮名一文字だけなのにデザインされたロゴのように見えます。

なんとも美しや、と思いましたが我が家にはまだ早いというか、使いこなせる自信がなかったのですが、実物は見てみたいなあと思ってこちらのお店に赴きました。
カフェもあるので、ランチとスイーツを注文し、ふらふらと器が並んでいる場所に近づいて、やっぱり素敵だわ・・と眺めていたところ、こちらのカトラリーが目に入りました。

これまた美しい。

そしてわたしの好きなステンレス製。

ほう、燕市の職人さんが作っておられる。

いったん落ち着こう。

到着したナポリタンを食べて、チーズケーキを食べて、と。

どれどれ、もう一度見てみよう。

やっぱりええやないかい。

今あるデビットメラーのカトラリーも男前なドイツっぽい無骨さも気に入っているのだけど・・

この曲線の美しさと、いい意味でステンレスっぽくなく銀のカトラリーにありそうなデザイン、それでいて銀のカトラリーにありがちな文様とかが一切なく、デコラティブじゃない引き算の洗練された良さ、買いでしょ!

という流れで買いました。

わたしはアパレルで働いていた経験があり、そこでお客様が購入に至るまでの心の動きというのを習ったのですが、まさにこれが当てはまります。

①認知→②興味→③欲求→④動機→⑤行動というパターンです。

心の動きなので、実際に口に出して言うわけではないですが(言う人ももちろんいますが)脳内セリフをつけるとすると
①あ!春の新作出てる
②この服可愛いなぁ、ちょっと試着してみようかな
③えー!着てみたらめっちゃ可愛い~!欲しい!
④来週デートだから春っぽくてかわいい服がちょうど欲しかったんだよね~
⑤うん、これにしよ!
という感じです。

店員さんはこの流れを意識してうまい具合に合いの手やら一押しするワードなどを入れております。
店員さんに話しかけられるのが苦手な方も多いと思いますが、自分とフィーリングの合う店員さんだと、買い物が楽しくなって、すごく満足感を得られると思います。

こちらのお店では、カトラリーを見ている間、いい意味で放っておいてくれたので、店員さんの合いの手無しの一人芝居で完結して購入しました。

このカトラリーはとても品があって、立ち居振る舞いも変わりそうな感じがあります。このシリーズは、中世ヨーロッパの貴族のお抱え職人が手作りしていたカトラリーにインスピレーションを得たアーサーシリーズというもののようです。
今までは、日常生活の中でナイフを使って食事をするという場面がほぼ無かったのですが、このナイフがあるとデザートを食べる時にいい感じです。
今までは、タルト系のケーキを買った時にフォークだけで食べると固いタルト部分になかなかフォークが入らずに力を入れて、そのままの力でタルト部分を超えて皿にフォークがカツン!つって当たったりするもんで、皿が割れそうで怖いと思っていましたが、こちらのナイフを使えばそんな心配はご無用。
品よく、スッと切ってお口に運べます。
タルトも暴れず、お皿も割れず、心なしか背筋も伸びて、姿勢よく優雅なティータイムを演出することが出来てとても良い買い物をしたと思いました。
もともと購入するときは
(ナイフかぁ、使うかなぁ?スプーンとフォークだけでいいか・・)
と思ったりもしましたが、ナイフがあることで生活の質が上がったように感じたので、ナイフありきでおススメしたい長谷川まみさんのカトラリーです。

ホットケーキを食べる時にもいいよね、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「計量カップ」です。
また次回。

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