靴箱再利用の慶弔セット

今日のこの1品。
靴箱再利用の慶弔セットです。

わたしの好きなグッドデザインの赤の靴箱と黒の靴箱があったので、視覚的に分かりやすいように赤に慶事用を、黒に弔事用を、と入れてあります。

赤い箱の方はオペラナショナルドパリという、パリ国立オペラ座とライセンス契約を結び生まれたフランスのブランドのもので、以前購入したサンダルタイプのバレエシューズが入っていた箱です。靴自体はもう売ってしまって手元に無いのですが、箱が可愛いので取っておきました。外側の赤と内側のクリーム色のコントラストと、靴箱の構造が変わっていて内蓋みたいなのがついているのが絶妙で可愛いです。
黒い箱の方はレペットの箱なので、どちらもたまたまフランスのバレエシューズ関係の箱でしたね。
そしてどちらもふたが磁石になっていて開け閉めがしやすいです。

パコッと開けると中身はこんな感じです。

赤い箱は慶事用でおめでたいことなので中身も楽しい感じです。
ご祝儀袋やポチ袋のデザインが好きなので、自分で購入したり頂いたりして増えてきました。
おぬしもワルよのう、のポチ袋は数年前友達に頂いたのですが、甥姪がシャレが分かるようになるまで寝かせて置き、ようやく今年このポチ袋が日の目を見ることになり、したり顔で「ヒッヒッヒ、おぬしもワルよのう」とお年玉を渡したら笑いが取れました。
ちなみにわたしの弟が用意するお年玉は、つかみ取りスタイルです。
硬貨がいっぱい入っている瓶に子どもたちが片手を突っ込んで、つかめた分だけがお年玉。
わたしたちが子供の頃、このスタイルでお年玉をくれるおじさんがいて、とても楽しかった記憶があるので、弟もそれを覚えていたのかなと思います。
硬貨以外の当たりメダルも入っていてつかみ取りの中にメダルが入っていたら千円アップというおまけ付き。
甥姪も知恵がついてきて、酔っぱらっている弟が見ていない隙に銀色の硬貨たちをつかみやすい位置に集めたりしていて、少しでも多くお年玉をせしめることに余念がありません。
そして酔っぱらっている割にはちゃんとお金に目を光らせている弟にバレて瓶をシャッフルされてしまうやつ。
そんなこんなでつかみ取りした硬貨の枚数を数えて総額を計算するのが苦手というのがたまにキズで、父である兄に「計算間違えたらお年玉全部没収だ」と脅され、必死に計算しているという実家の正月の光景。


ちなみにこの慶事用セットには結婚式にお呼ばれした時に夫がスーツのポッケに入れるチーフなども入れてあります。
結婚式に呼ばれるのがそう頻繁にあるわけではないので、今までポケットチーフの置き場所が決まってなくて、はて?どこにあったっけ?となることもあったので、めでたいことに参加するときはとりあえずこの赤い箱の中を見ればわかるようにしました。

一方、弔事用セットはというとこんな感じです。

数珠や香典袋、いざお寺で靴を脱いだ時に穴の開きそうな靴下だったりしたら恥ずかしいので、夫の黒の新しめの靴下と冠婚葬祭の時くらいしか履かないわたしの黒いストッキングなどが入っています。
香典袋は縁起がよろしくないのであらかじめ用意しておかないほうが良いという話もあるそうですが、石黒智子さんの本で、それを踏まえたうえで間に合わせで買いたくないので決まった香典袋を用意しておく、と読んでからそれに倣っています。

こちらの慶弔セットも我が家のパントリーに。
キッチンの隣にあるのでパントリーと呼んでいますが、我が家の場合はパントリー兼ストックルームのような感じです。
基本的にはモノに住所があるスタイルですが、より使いやすいように流動的になっている場所でもあるので、たびたび決まったはずの住所から二転三転して引っ越していることがあります。

年度末ですし、また引っ越しのきせつかもしれません、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「パンくず取り」です。
また次回。

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