今日のこの1品。
YAMAHAのサイレントブラス用ピックアップミュートです。
わたし、最近、地域の吹奏楽団に入ったんです。
あれはそう、今から30数年前の小学校高学年の頃に金管バンドクラブというものに入っておりまして、トランペットをやっておりました。
たしか、小学校4年生になると入る部活のようなものだったと思うのですが、親にトランペットを買ってもらってピープー吹いておりました。
自分で買ったわけではないので値段とかよく分かっていませんでしたが、たぶん当時5,6万円くらいだったような気がしておりまして、小学生のいつまで続くか分からないクラブに買うにはなかなかの値段ですよね。
小学校のクラブなので月謝などはかからないにしろ、トロンボーンとかホルンをやりたい子は同じく楽器を買っていたような気がするので、バブルってすごいね。
せっかくだから中学でも吹奏楽部に入れば良かったかしらね、とも思いますが中学はバスケ部に入っていたため、その後トランペットを吹くことは無く。
でも合奏の楽しさというのは思い出の中にあり、常々、またトランペットやりたいなぁという思いが沸々と心の中にございました。
以前住んでいた大田区の吹奏楽団についても調べたことがあり、行ってみたいという思いはあったもののなんとなく一歩を踏み出せないままでしたが、地元に戻って来た今となってはもう引っ越すことも無いし、後回しにしていてもいいこと無いし…という思いもあり、えいやっと見学に行き入団しました。
そんなわけで、実家に眠っていたトランペットを見つけてもらい、再び活躍の時が来た…!と思っていましたら小学生時代のわたしのメンテナンスの悪さのせいかうんともすんともピストンが動かなくてですね。
時を同じくして小学生時代に鼓笛隊でトランペットを吹いていたという夫もマイトランペットを持っていてそれが残っていたのでそちらを開けてみますと、断然夫のトランペットの方が状態が良い。
というわけで夫のトランペットを持参して参加しています。
ちなみに夫のトランペットは銀色でわたしのトランペットは金色。
そして、吹奏楽団で年季が入っている方は使用感たっぷりだけど錆びてるというのとはちょっと違ういぶし銀的な色合いのものを使ってらっしゃってカッコいいです。
金の斧銀の斧的な話で行くと、金のものが良いものと言うイメージですが、
「あなたは正直者ですね、金のトランペットと銀のトランペット、いぶし銀のトランペットすべてあげましょう」
と言われたとて、
「いやっ、その金のはボロくて動かないんで要らねぇっス」
と返したくなる感じに成り下がっています。
とりあえず夫の銀のトランペットが音色を奏でてくれていますので、事足りているのですが、もったいないから後でわたしの金のトランペットもプロにメンテナンスしてもらおうかしら。
せっかく買ってもらったものですしね。
そんなこんなで、トランペットの練習をしたいのですが、困るのはその音量です。
プァーーーーーーーーーーーーー!
と言うあの隠し切れない音。
田舎とは言え、全然勘が戻ってきていないたどたどしいトランペット音を隣近所の方に聞かれるのも何ですし、練習のために場所を借りるのもトゥーマッチだし、河川敷に車で行って車内で練習するなんてのも聞きましたがいちいち出かけるのも面倒だし、なんも家で練習できないまま吹奏楽団の練習に参加するのも上手くならないし、というわけでこちらのミュートが非常に活躍してくれています。
こうやって使うんですけど、これがトランペットの音を最小にしてくれて、家で吹いていても違和感ない程度に音がかなり小さくなります。
小さくなる、とひとことで言ってもその感じ方に個人差があるかと思いますが、わたしとしては
「思ってたより音が小さい!」
という感想になっており、買ってよかったと思います。
ボリュームにもよりますがテレビの音とかと大差ない感じ。
そして、トランペットから出る音はブビビーと籠ったような小さい音で鳴っているのですが、イヤホンをすることで通常のトランペットの奏でる音が自分の耳に聞こえる、という状態。
ベースとなるのはこのふたつであとはコードでつなぐ感じ。
四角い方に単三電池二つを入れてスイッチオンして使います。
使い勝手にはとても満足していますが、とても良いものなのでさらにこの写真のようにコードレス仕様になんてなったらめっちゃイイのに!と今後に勝手に期待してしまう感じもありつつ、非常に推せる商品です。
とりあえず来年5月の定期演奏会をめざしてがんばります、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。
次回のこの1品は「キムチ」です。
また次回。