今日のこの1品。
Panasonicのフルカラー配線器具です。
わたしはグッドデザインが好きでして。
グッドデザイン賞を獲ってるかどうかというのはそこまで重要視しているわけではないので、あくまで個人的な主観でわたしがグッドデザインだと思えばもうそれはグッドデザイン、という、ゆるいようでいて自分の中にはわりとハッキリ線引きされている感じの、他人から見たらただの「面倒くせぇこだわりだな、どれだって一緒だよ」のやつです。
そしてグッドデザインというのは愛され続けるという思いがありますので、おのずのロングライフデザインになっていくと思っております。
そんなロングライフデザインのスイッチがこちらDE・SU・YO!
パナソニックのフルカラー配線器具~!
というドラえもんの道具のような名前のこちらのスイッチ。
1971年から愛されているロングライフデザインのビバ50周年のスイッチでございます。
このスイッチとフルカラー配線器具用のステンレスのプレートという組み合わせが最高です。
そもそも家を建てたときの建築家さんがこのパナソニックのフルカラー配線器具が大好きだったようで、その話からこのスイッチにしようということになった流れだったように思います。
スイッチってスイッチプレートも込みでわりと個性を主張しやすい場所の様な気がしてまして、当初はトグルスイッチとかもいいかも、と思っていました。
パシフィックファニチャーサービスのパーツセンターの雰囲気とかが好きだったので、例えばこんな感じのやつとか。
https://www.pfsonline.jp/shopdetail/000000000387/ct49/page2/recommend/
ヴィンテージマンションとかについてそうなイメージのやつ。
今見ても可愛いっちゃ可愛い。
たぶんリノベーションをして住むんだったらコレもアリなのかも。
でも、おそらく終の棲家になるであろう40代で建てる新居となると、飽きが来ないということに重きを置きたかったので、スイッチに限ったことではなく、ことごとくロングライフデザインを意識したシンプルにしようという方向性になってきました。
その時の感性で良いと思ったものを付けると、その時の自分の「好き」が20年30年後も好きという確信が無いのと、なんか恥ずかしくなりそうな予感がしました。
わたしの性格が悪いせいだと思うのですが、お宅訪問するとか家を紹介する系の番組を見たりして家主のこだわりみたいなスポットがあると「あっ、ヤダっ、なんかっ、恥ずかしいっ‼」と思ってしまう悪癖があるので、己の身にもそれが起きそうな感じがしました。
もちろん、ステキだなぁと思うこだわりも多いので、何とも言えないところもありますが、スッキリしたシンプルを嫌いになることはまぁまず無いだろう、と。
とか言って60代になった自分がめっちゃ派手好きで、こんなシンプルな家恥ずかしい!となっている可能性も捨てきれないものの、その可能性は比較的低くゼロに近いだろうと40代の自分は思っています…が、そこんとこどうでしょう未来の自分!
というわけで家を建てて約2年の今現在の自分は、家の各所にあるこのフルカラー配線器具に対して「あなたほんとに縁の下の力持ち的なグッドデザインよねぇ」と思っているので、まだ大丈夫そうです。
家じゅうのスイッチやコンセントをすべてこれに出来たら良かったんでしょうけど、部屋によっては調光スイッチの場所などもあり、そこは同じくパナソニックのLED調光スイッチにしています。
フルカラー配線器具でも調光スイッチがあるようなのですが、LEDに使えるものがおそらく無いっぽい。
このパナソニックの調光スイッチも本来は白いスイッチプレートしかないようなのですが、ほかのフルカラー配線器具のスイッチプレートと統一性を持たせるためにシルバーっぽいアルミ?のプレートをどこかで見つけてくれたみたいです。
ちなみにフルカラー配線器具はパナソニックの中で全く推されていない感じがまた応援したくなります。
ほかのイチオシのスイッチは、こんな部屋にお似合いです的な、こんな空間を演出できます的な画像がついていたりするのですが、フルカラー配線器具に関しては商品説明が1行のみという力の抜きようです。
まぁ、ロングライフデザインなので今さら言わずもがなでしょう?という感じもありますが、建築家さんも「あまりに扱いが小さいのでいつか無くなってしまうのではないか」と心配していました。
諸行無常の世の中ですが、変わらない良さもあるんです、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。
次回のこの1品は「ジーンズ」です。
また次回。