bookmark_borderHARIOのドリップスケール

今日のこの1品。
HARIOのドリップスケールです。

宅の主人の趣味はコーヒー豆の焙煎なんですけど、淹れる方に至っては夫もわたしもそこまでこだわりを持っておらず、いっちょキチンと量って淹れてみようかということで購入したドリップスケール。

何となく自分たちが淹れて飲んでいるコーヒーはアメリカンなんではなかろうか、と思っていたのですが、ある本に書いてあった通りに量って淹れてみますと
「苦ぁっ‼‼」
となりました。
もはやこれはエスプレッソでは?という濃さ。
ちなみにそれはコーヒー豆30gに対して水というかお湯が240㎖という淹れ方。
一方、今しがた見たデリッシュキッチンさんによりますとコーヒー豆と水の量の黄金比は1:16らしいので、それに倣うと豆が30gだったら水480㎖が黄金比なわけで、豆30gで水240㎖だと黄金比の半分の水量しか無いのでそりゃ苦いはずです。
ちなみにエスプレッソはと言いますと、豆6~10gで水は30㎖。
「苦ぁっ‼‼」よりもさらに苦いのがエスプレッソですので、今後人生でエスプレッソを頼むことはもう無いかもしれません。
あれはそう、若かりし10代の時に初めてパリに行ってエスプレッソってなんのこっちゃ知らないまま頼んで、器の小ささに驚くとともに
「苦ぁっっ‼‼‼‼‼」
とその苦さと合わせて二度驚き、こんな苦ぇもんをよくも飲ませやがったな、という恨み節を炸裂しそうになったまま、それ以来干支二周くらいエスプレッソを飲んでおりませんので、今後飲まないかもしれないではなくて、飲まない。

そして、豆30gに対して水240㎖も苦すぎたので、豆と水の量を変えていって、なんとなく豆20gで水320㎖くらいがちょうどいいかな、と思っていましたら、なんとそれは1:16の黄金比というやつではないですか、ということに気づきまして、わたしのバカ舌もたまには頼りになるかもしれないと思った所存です。

ちなみに時間が計れる機能もついているので、これで蒸らし時間30秒を計るということも新たに追加しました。
いままでは、挽いた豆に少量のお湯を注いで豆がぷくぅっと膨らんでポフッと空気が抜ける様を長々と楽しんでいたり、蒸らしている間にちょっとナッツ取ってこよ、とかやっていたので、たぶん1分近く蒸らしていたような気がするのですが、どうやら蒸らし過ぎは雑味が出るらしいので20~30秒くらいがいいっぽいです。

せっかく自家焙煎したコーヒー豆を挽いて飲んでいたのに雑味はでているわアメリカンだわで、どこにこだわっているのかよく分からない状態でしたが、このドリップスケールを手に入れた今、美味しいコーヒーが淹れやすくなったのではと思います。

つーか、木の実を焼いてすり潰してそれに湯を注いで出てきた黒い液体を飲む、って初めて飲んだ人はどういう了見でそうなったのか不思議です。
おそらく始まりとしては薬的な立ち位置だったようで、それを思うと、適量なら体に良いとか、飲み過ぎは体に良くないとか、そういうことが付いて回るのも納得です。

そして、ビールをよく飲む友達がコーヒーが苦くて飲めないと言っていて、なんか納得いかないなぁと、ビールが苦手なわたしが「ビールの方がよっぽど苦いじゃん」と言っていたのですが、どうやらコーヒー、ビール、ゴーヤそれぞれの苦み成分というのが異なるようで、これまた納得です。

わたしはコーヒーとゴーヤはイケるクチ、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「着替え入れ袋」です。
また次回。

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