今日のこの1品。
修善寺の楊枝入れです。
楊枝って何かと必要な時が多くて、メイクポーチなどに入れておくと助かることがあります。
メイクポーチ自体を持ち歩くかどうか、という話もありますので、メイクポーチを持ち歩かないと一心同体の楊枝入れも持っていないことになるので、意味なし芳一です。
耳なし芳一って、とんでもなく恐ろしい話としてトラウマ案件な気がするのですが、あれは怪談話なのですね。
どうりで、お経を体中に書くということですらホラーなのに、そのうえお経を書き忘れた耳をちょん切られる話なんて子供が聞くもんじゃない気がします。
そのおかげで「意味なし」という言葉を聞くと「耳なし」に変換されて、意味なし芳一と言いたくなる病にかかっています。
同じく、細腕と聞くとなぜか「細腕繁盛記」と呟きたくなる病にもかかっておりまして、夫が
「おれ、細腕だからデカイ時計が似合わないんだよなぁ」
と言っていた際に
「細腕繁盛記だからね」
と返したら
「その細腕繁盛記って、よく言ってるけどなんなん?」
といわれてハタと我に返りました。
そう言えばなんなのかしらん?と思って調べてみたら1970年のドラマだったようで、まったくもって生まれる前の話なのに、なぜ細腕と聞くと「繁盛記」と言いたくなるのか謎です。
それはさておき、そんな細腕繁盛記の夫はすきっ歯でして、しょっちゅう歯にモノが挟まっているという楊枝が必須な口内環境を持ち合わせており、わたしがこの楊枝入れを持ち歩いていたことにより、奥歯に物が挟まったような物言いをしないで済んでいると思います。
歯に挟まる食べ物ランキングで言うとわたしはトウモロコシが不動のトップかと思うのですが、意外と大葉とかもあなどれません。
トウモロコシはわりと家で食べることが多くて、外食でトウモロコシにかぶりつくことが無いのでまぁそんな大事故にならずとも済みますが、たまに自分は全く違和感がないのに、ニコッと笑った歯にあってはならないものがある場合もあるので、食後の要チェックが必要です。
今から10年近く前に修善寺に旅行に行った時に近くのお土産屋さんで購入した楊枝入れなのですが、和紙が擦り切れてだいぶ使用感が出てきました。
楊枝はあえて自分で購入するほどではないので、ご飯を食べにいって楊枝があったら1本貰ったり、コンビニの割りばしの中に入っている楊枝とか、気が付いたら入れるようなサイクルになっていて、なんとなく足りなくなることがないままずっと使い続けています。
横から見るとなんてことは無いですが、上から見ると集合体恐怖症の方には少々酷な感じになっています。
集合体恐怖症ってトライポフォビアというらしく、蓮の実とかいちごの粒粒とかそういう粒粒というかブツブツなものを見ると恐怖を覚えるようなのですが、なんかちょっと分かる気がする。
わたしは蟹に付いているカニビルという黒いブツブツと、犬の耳にびっしりついたマダニの写真だけはちょっとヘビィです。
自身に出来た蕁麻疹を見るのは好き、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。
次回のこの1品は「手紙入れ」です。
また次回。