豊島屋の鳩サブレー

今日のこの1品。
豊島屋の鳩サブレーです。

これ、んまいよね~。
定番ながら飽きが来ないお菓子です。
たぶん、これが定期的に頂けるお菓子になってくると、ありがたいのは重々承知しておりますが誠に勝手ながら飽きてくる気がするのですが、鳩サブレはなかなか我が家に無いので頂けるととってもありがたいです。
例えば鎌倉在住の親戚が帰省のたびに鳩サブレをお土産に持ってきてくれるおうちに生まれ育っていたら、わたしは
(チッ、また鳩サブレかよ)
と悪態をつくような不良になっていたかもしれません。
何を隠そう、一時北海道に住んでいた弟が買ってくる白い恋人に飽きていた時期があるので、贅沢というのはほんとにろくなもんじゃねぇです。
白い恋人も久しく食べていないですし、今ならありがたく頂けます、というか頂き物はいつでもありがたく頂戴しなさいよって話ですけど、まあ、ほら、そうもいかないこともございますのが人生ということでよろしいでしょうか。

最近家で作っているスイカが毎日収穫出来るのですが、一発目のスイカは収穫を先走り過ぎて、試しに切ってみたらまだ赤みが薄くて白っぽかったんです。
あちゃーと思いきや食べてみたら色から受ける印象のわりには甘くて
「いや、普通に甘い!美味い!家でコレ食えたら上出来!」
みたいなことを言って食べていて、その後2発目はもうすこし赤みが増していたので、やっぱり赤くなると美味いっちゅーて食って、4発目が5発目くらいに最上級に熟れて甘いやつに当たって、うわ、これめっちゃ甘い、ヤバい、美味いっちゅーて、そしたらそれっきりそれを超える甘いやつに当たらなくなりまして、最近は充分赤くて熟れていても、あの一番うまかったやつの記憶が下手にあるもんだから、うーん、なんか甘味が薄いね、なんて感想になっており、
ろくなもんじゃねぇ
ぴいぴいぴい ぴいぴいぴい ぴいぴいぴい ぴいぴいぴい
てなもんです。
でも、最上級と思っていてもそれを超えてくるスイカに出会えるかもしれませんしより良い実になるようがんばろう、と上を目指すのが成長というものでしょうか。
贅沢は敵だとばかりに、そんなに甘くないと思ってしまったスイカでも満足しましょうというのは達観と呼ぶのか成長が止まったと呼ぶのか、ちょっとわたしには分かりかねます、ええ、はい、こちらからは以上です。

というわけで鳩サブレが家にあるというはイレギュラーな事態ですので、つーか、別に自分で買えばいつでも食べられるのですが、なんだか鳩サブレーって頂くものってイメージでして、今回もたまたま頂けたので大変ありがたく頂戴したところ、やっぱ美味いなぁというシンプルな感想となりました。
あと、パッケージの中で鳩がゴロゴロしないように工夫されているのがすごいですね。

このパッケージの右下、尾っぽの下あたりの余白のところが接着されていて、ちゃんと鳩がこの形でパッケージに収まるようになっているんです。
おかげさまで、この鳩のかたち=鳩サブレーと刷り込まれていますので、ちょっとした抜かりなさに企業努力のようなものを感じます。

https://www.hato.co.jp/hato

鳩サブレーは誕生から120年以上経っているようですが、豊島屋さんのホームページに「鳩のつぶやき」というところがあったので見てみますと、誕生から120年経った今もこれが完成品だとは思っていないというではありませんか。初代のレシピを守りつつ、より美味しい鳩サブレーを作ることが豊島屋さんの、そしてお菓子屋さんのあるべき姿だとおもっております、とのこと。

ほほう、するってーと、もしかしてこれは、家庭菜園とは言えそこそこのスイカで満足するのではなくより美味しいスイカを作りなさいという豊島屋さんからのメッセージなのかもしれませんよってに。
そうですねぇ、会社ってなると現状維持は衰退とか言ったりするので成長あるのみ!ってことかと思いますが、でも、もうそろそろ鳩サブレーは完成しているってことでいいんじゃないかなぁ、とイチ消費者としては思ったりします。
大事なのは変わってくこと変わらずにいること、とマッキーも歌っておりますので、変えた方がいいことと変えないほうがいいことのバランス、それが大事、どうやらそういうことのようです。

個人的にはそこそこのスイカで満足したいタイプ、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「カセットガス」です。
また次回。

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