Hervé Chapelierの舟形トートバッグ

今日のこの1品。
Hervé Chapelierのトートバッグです。

エルベシャプリエの綴りを確認しようとホームページを開きましたら、ちょうど今日から公式オンラインストアがリニューアルされたようですね。
わたしがこの記事を書いている今現在は6月8日でございますので、どんなオンラインストアにリニューアルされるのか分からない&リニューアル準備のため休業中なのでリニューアル前のオンラインストアも見られない、という狙ったかのような絶妙なタイミング。
なぜこの日に限って…と思わなくも無いですが、見たいのに見られないという熱が沸々と上がり、買い物熱へと変化しそうに感じます。

https://hervechapelierjapon.com/

ホームページによると、エルベシャプリエはスペインとの国境近くのサーフィンのメッカであるフランスはビアリッツというところで生まれたエルベシャプリエさんが、サーフィンを楽しみ、アメリカへの遊学を2年経験したのち、1976年にパリで立ち上げたブランドだそうです。
1980年にカラフルなデイパックがリセやユニヴェルシテに通う学生の間でブームに。
ちなみにリセはいわゆる高校、ユニヴェルシテは大学ですが、あえて高校と大学の学生と言わないところがさすがです。
もともとはアメリカ製だったようですが、1985年にこのアイコンである舟形トートバッグを母国のフランスで作り始めたようです。

見た目小さいけどマチが大きいので思ったよりたくさん入ります。
これは2011年に新婚旅行でパリに行った時に購入したので、もう10年使ってますね。使いやすいのでついつい選びがちなバッグです。
エルベシャプリエのバッグには生まれ育ったビアリッツの光、立ち上げたパリのエスプリ、遊学した米国の自由、そして彼の哲学のエッセンスが詰め込まれていて、何よりもフランスで作ることに強いこだわりがあるそうで、安心いたしました。
ちなみにデイパックだけはなぜかアメリカ製→ベトナム製のようなんですけどね。

made in ○○の力がいまどのくらいあるのか定かではありませんが、made in Franceにはまだパワーを感じてしまう世代です。
わたしは以前にイギリス発祥のブランドで10年ほど働いていたことがあるのですが、わたしが働き始めた当時からすでにイギリス製ではなくなっていたにもかかわらず、コンスタントにイギリス製の製品はまだありますか?と聞かれることがあったので、生産国を気にする方は一定数いらっしゃるんだなと思います。
たぶんわたしも一定数の側だと自負していて、エルベシャプリエがフランス製ではなくなる日が来たら軽く泣きます。
セントジェームスとエルベはフランス製であってほしい。
たぶん、自国で作らないほうが安く済んで儲けが出ると思うのですが、高くてもいいから自国で作ってくれぇ~頼む~エルベ~と東洋の島国から祈っております。
なんだろうな、最近の高見えみたいな流れに一石を投じたい気持ちがとても強いのかもしれません。
高級感があるように見えて安ければ一番いいじゃん、ていうのも分かるし、それを支持する人が多いのも分かるんですけど、そうじゃないものが淘汰されてしまうのはかなしいたけ。
かなしいたけ、はサバンナ八木さんのギャグの中で一番好きです。
フランス製にこだわりを持っています、と言ってもやっぱり買う人が少なくなったら潰れちゃいますし、似たようなバッグで安いものもたくさんあるけど、わたしは好きだからエルベにお金を落としたいのです。

ペンケースをひと回り大きくしたようなサイズのポーチが1万円してますけど、イイんです、ックゥーーーー!なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「お茶パック入れ」です。
また次回。

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