開化堂の茶筒

今日のこの1品。
開化堂の茶筒です。

開化堂さんは京都にある茶筒屋さんです。
最初に何で開化堂さんを知ったのかは忘れてしまいましたが、気が付いたときには憧れておりました。

ブリキと真鍮と銅の三種類があり、わたしのは大きい方がブリキで、小さい方が真鍮です。
開化堂さんの茶筒ステキだなぁ欲しいなぁと思ったまま時は過ぎ、たまたま友人三人で京都旅行に行くことになり、でしたらばぜひ寄らせていただきたい、と本店にお邪魔してブリキの茶筒を購入しました。
お店に入るのが閉店時間近くになってしまったのですが、いけずな対応はされずにとても良くしていただき、本店で購入すると茶さじに名前を彫っていただけるということで苗字を彫ってもらって、ホクホクで旅行から帰ってきました。

正直なところ、茶筒に入れていた緑茶の茶葉が切れてからというものの、今現在は先日ご紹介した空飛ぶお茶をティーバッグで飲んでおりますもので、最近この茶筒は不稼働なのですが、置いてあるだけでも絵になるので気に入っています。

もうひとつの真鍮の茶筒は、夫婦で仲良くさせていただいている夫の大学時代の友人夫婦にお祝いのお返しで頂いて、超絶嬉しかったやつです。
ちょうど、ブリキ以外の茶筒も欲しいなあと思っていたので、しかも開化堂の茶筒が欲しいという話題を出したわけでもなかったのにこの真鍮の茶筒をいただいたもんで、これが以心伝心というやつなのではないでしょうかと感動を覚えました。
しかも茶さじにはわたしたち夫婦の下の名前も彫っていただいていて、ブリキの茶筒には苗字を彫ってあるのでその辺のバランスもとっても嬉しかったです。

わたしは空気はわりと読める方だと思うのですが、人の心を読む能力に欠けているわたしは、友人夫婦からプレゼントセレクトのノウハウを教わった方がいいかもしれません。
基本的にプレゼントは申告制で欲しいものをあげるのがお互いのために良いと思っているクチなのですが、たぶんドライな性格によるものかと思います。
自分の好みではないプレゼントを頂いたりした場合、(わたしのためにプレゼントを選んでくれたその時間がうれしい♡)などという殊勝なことは思えず、(マジでいらねぇ)と思ってしまう人でなしの性格にもよるものかと思います。

樹木希林さんのプレゼントをもらわない主義というのをテレビでお見かけしたことがあって、衝撃を受けた覚えがあります。
たしか、希林さんがロケで訪れたお店の方が、お店の法被だったかを希林さんにプレゼントしようとして、要らないと断られていまして。
あげるって言ってるんだから貰いなさいよ、というお店の方と、だから要らないってば、という希林さんがちょっと喧嘩みたいになってたんです。
最終的には希林さんが、わたしだってありがとうって貰った方がこんな言い合いしなくて済むし楽だって分かってるけどそれでも要らないのよ、というようなことをおっしゃりとうとう受け取らずに終わった記憶があるのですが、さらには全盛期のまえだまえだ(たぶん二人とも小学生)からのプレゼントも要らないと言って突っ返していました。

希林さん痺れます、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「片口容器」です。
また次回。

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