水木しげるの日本妖怪大全

今日のこの1品。
水木しげるの日本妖怪大全です。



げげげのげー

妖怪って可愛いですよね。
わたしは、小学生の時に学校の図書館でのんのんばあとオレという水木先生の本を読んで以来、妖怪ってなんだか可愛いものの認識になっているような気がします。
もしくは鬼太郎のせいかもしれません。

妖怪って、日常の不思議な現象や自然現象に対して出てきたもののようでして、よく説明がつかないものごと=妖怪の仕業ということになっているようです。

この本にはいわゆるぬらりひょんみたいなオーソドックスフェイマス妖怪も載っていますが、なんそれ?的な初見の妖怪の方が多いです。
つーか、ぬらりひょんも何だよ、という気がしますが、むらりひょんの主な仕業は、夕方人々が忙しくしているしているときにどこからともなく現れて家の中に入ってきて勝手に座敷にあがりこんでお茶を飲む、という所業のようです。
気持ちワルッ、とも思いますし、それ以上に悪さをするわけでもなさそうですのでちょっと面白い気もしますが、
ぬらりひょんが出るぞ=忙しくて周りに目配りできていない状態=隙があるから気を付けろ的なことなのかもしれません。

そんな妖怪の総大将といわれるぬらりひょんを始め、だってほら、背表紙に書いてあります通り、895人?895体?895匹?の妖怪を網羅しているらしいので、そりゃ知らない妖怪の方が多いに決まっています。

妖怪はあいうえお順で乗っているのですが、やっぱり日常の現象とか自然現象についてのことが多いので、山○○とか川○○とか海○○とかそういう名前の妖怪も多いです。
子どもたちがそういう自然なところに危険を顧みずに入っていかないように、自然は時として怖いのだぞ、ということを知らしめる意味合いがあったのかと思います。

わたしが小さいころは近くの川に河童が描かれた看板が立っていて、幼心になんとも怖い看板だったので、
「川で遊んじゃいけません」
と言われるより
「河童が出るから川に近づくな」
と言われた方が、見たことも無いし訳が分からないけど怖いもの、という認識があり効き目がありそうな気がします。

そう思うと、妖怪って想像力の賜物のような気がしますし、もはやアートのような気すらしてきます。
朝起きたら枕がおかしな方向に行っていた、という現象を
「ややや、妖怪枕返しが出たな」
とか、マジ可愛い。

ちなみに、お腹が空いて一歩も歩けなくなる場合は「餓鬼憑き」という妖怪の仕業のようです。
餓鬼憑きというのは妖怪の名前というよりは餓鬼が憑りついたことによる事象みたいな感じで、水木先生ご自身も中学生の時に経験があるそうです。
わたしも一歩も歩けなくなることは無いですが、ある点を境に急に
「ハッ、お腹空いた」
みたいな時があるので、あれも餓鬼憑きの仕業かもしれません。

ちなみにちなみに「河童憑き」というのもあるそうで、雄河童が若い女性に憑くようなのですが、オスガッパに憑りつかれた若い女性は淫乱になって見境なく甘ったるい声で言い寄るようになるそうです。
河童、川に引きずり込むだけに飽き足らず、うら若き乙女を淫乱にするとはけしからん奴。
でもお辞儀されるとお辞儀し返してしまうようで、そうすると皿の水がこぼれて戦意喪失するという間抜けな面もあって憎めないです。
河童が子どもに変装していることもあるようなので、昔は川遊びする際に見かけない子供がいたらお辞儀をするように子供に伝えていたそうで、
お辞儀をする

相手がお辞儀をし返す

相手が河童だったら皿の水がこぼれて戦意喪失

子どもが無事
みたいなことだったようなのですが、そういうことを言うことで挨拶が出来る子供になる、みたいな側面もあったのかなぁと想像します。
相手が挨拶しないから自分もしない、というより自分から挨拶が出来る方がコミュニケーション能力が高い気がしますものね。

そんな妖怪たちが千ページ近くもありますので読み応え抜群であります。
わたしは数年前に買ったと思うのですが、全然読み切れておりませんし、大人になってしまっている分妖怪が覚えきれませんので、一生楽しめそうです。

河童が抜く尻子玉というのは肛門近くにあるとされた想像上の臓器だそうです、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「洗顔せっけん」です。
また次回。

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