株式会社トンボ鉛筆のMONO

今日のこの1品。
株式会社トンボ鉛筆のMONOです。

とんぼのめがねはみずいろめがね あーおいおそらをとんだからー とーんだからー
と同じくらい認知されているであろう、MONO消しゴムの青白黒のカラーリング。
実は国内第一号の色商標として登録されているようですよ。
たしかに、いつしかこのカラーリング=MONOとして脳内にインプットされて幾星霜、消しゴムと言えば青白黒のイメージがバッチリとこびりついています。
MONOの始まりが鉛筆だったと聞いても、にわかには信じられないくらいにMONO=消しゴムのイメージですが、当初鉛筆のおまけとして消しゴムが付いていたらしいです。
それが良く消えると評判になり、消しゴム単体で売ることになったという背景があるようですが、消しゴム発売当時の1969年からすでにこのカラーリングで現在とほぼ同じデザインとなっていて、この消しゴムデザインした人すっげぇなぁという率直な感想です。

https://www.tombow.com/brands/mono/

ちなみにトンボなのにアルファベットにするとtombowになっており、それだと
「トンボゥ」じゃね?と思いますが、どうやらお墓を意味する英語tombと間違われないようにお尻にWをつけたらしいです。
そして、以前はトンボマークが頭が下を向いており、その意味は
「お客様に頭を下げて感謝を忘れない気持ち」
を表したものだったそうですが、今のトンボは頭が上を向いておる。
ややや。
これはどういった変化かというと、創業100周年を機に
「さらなる発展を」
というチャレンジ精神を表したものということです。

たしかにねぇ。
お客様は神様です、という時代ではないというか、時代とか関係なしにそもそもお客様は神様ではないわけで、持ちつ持たれつな気がしますね。
お客の立場からしたら、
「漢字検定の勉強していたんですけどね?シャープの上についている消しゴムでまあ事足りるし、それでいっかと思って消しゴム使って無かったんですよ。ところが夫がMONOの消しゴム差し出してくれて、使ってみたら消しやすいうえに消しカスは減るということを実感しまして、MONO消しゴムってやっぱスゴイと思いました。と言いますか、実力とともにデザインめっちゃ好きです。」
みたいなことだったので、こちらこそありがとうと頭を垂れたい次第だったわけです。

しかもMONOのデザイン年表的に言うと、今販売しているMONO消しゴムは上向きトンボデザインに変わっており、そのデザインに変わったのが2013年ということなので、我が家にあるこのTOMBO▼▼みたいなデザインの消しゴムって少なくとも購入して10年は経っていると思うんですけど、それでも劣化とか無いのね!って言う。

そしてそもそも大人になると字を書く機会も減るからおのずと消しゴムを使う機会も減るわけで、それを考えると60円のMONO消しゴムで一生分持ちますよね、と思ったら、それ60円でいいんすか?!みたいな気にもなってきます。
子どもや学生さんフレンドリーな価格でありがたいんですけどね。
MONOシリーズはいろんなデザイン賞を受賞していますが、MONO消しゴムにおいてはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しておりますゆえ、つーか何らかの賞を受賞していなかったとしても個人的にはとても好きなデザインで素晴らしい商品だナァという思いがありますので
「いやいや、ここはわたしに払わさせてくださいよ」
の感覚があります。

ただの缶ジュースをごろっぴゃくえんで出す飲食店にお金を払うなら、わたしはMONO消しゴムに投げ銭したい、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「トランプ」です。
また次回。

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