bookmark_borderスマホアプリのPicture This

今日のこの1品。
スマホアプリのPicture Thisです。

このアプリは植物や花の名前を教えてくれるアプリでして、最近でいうと道端に咲いていた白い花の名前がタマスダレであると知ることが出来ました。
「え、これが、♪あ、さて、あ、さて、さては南京玉すだれ、のタマスダレなのん?」
と思いましたが、それとこれとは別物のようです。
アプリ開いて、アプリ上で写真を撮るとAIが識別してくれて答えを教えてくれるのですが、あっという間に分かるので手っ取り早く知的好奇心を満たしてくれる感じがあります。

これで主に何を調べているかというと、それは雑な草と書く俗にいう雑草でございまして。
雑草って何?と言われると、名前のある草花との間にはっきりとした線引きがあるわけではなくて、繁殖力が旺盛で鑑賞価値のないもの、人間にとって役に立たないものが雑草です、ということになりそうです。

例えば、下の写真のペチュニアという花があるのですが、この花も繁殖力だけで言えば雑草に劣らない強さがありまして、あっちゅう間にそこかしこに種を飛ばして花を咲かせているのですが、わりとたくさん花が付くので観賞価値があるからアタシ雑草じゃないです、ガーデニングコーナーなどでお金を出して買ってくださいね、という塩梅です。

そしてペチュニアの周りを覆っているのがヒメイワダレソウというグランドカバー。ヒメイワダレソウの繁殖力もなかなかえげつないので、雑草っちゃ雑草な気もしますが、グランドカバーという役割を与えられていて、これがあればほかの雑草が生えにくいという、いわゆる芝生的な立ち位置で足並み揃えて土を覆えるんでアタシも雑草じゃないです、役に立ってますんで、ホームセンターとかで買ってください、ということになってます。

当初、トーキョーの賃貸マンションに住んでいて、公共の庭はいつも造園屋さんの手により丁寧に整えられていたメルヘンの国からやってきたわたしは、雑草に対して躊躇なく除草剤をまき散らすというこの辺のやり方に、ナウシカよろしく
「またひとつ村が死んだ」
と思っていました。

と言いますか、庭をきれいな草花だけにして雑草は除草剤で駆除するって、人間に例えると
「べっぴんさんはこっちへおいで♡ほら、ここに並んでごらん、んまぁなんてキレイなんでしょう♡…チッ、せっかくべっぴんが並んでるのに、出しゃばりなブスはこっち来るんじゃないよっ!あーもう腹立つ!コロス!」
みたいなことになっている気がして忍びないし、いかがなものか?と思っていました。

そんなこの辺のやり方に
「ちょっと待って!どんな雑草だって必死に生きているんだ!そもそも雑草という名前の草は無いのに勝手に雑草なんて決めつけて、そんなの人間のエゴだ!こっちのコはカタバミ、こっちのコはヒメムカシヨモギ、こっちのコはコニシキソウ、みんなちゃんと名前がある!みんなみんな生きているんだ友達なんだ!」
と正義を振りかざして立ち向かう気でいましたが、ピクチャーディスからも「急速に成長し種をまく侵略的雑草で作物の生産量に悪影響を及ぼし、世界100か国以上で侵入種として記録されています」的なお達しがあると
「エッ、そうなの…じゃあ抜くね」
となって、必死に生きているであろう草を根こそぎ抜き取るいっぱしの田舎人になりました。
抜かれる草の側からの
「俺らの味方じゃなかったのかよ、この偽善者がぁ~!」
という断末魔が聞こえてきそうですが、ごめんやっしゃ。
種類によっては生やしていても問題ないのですが、あっという間に背丈ほどになる雑草もあったりするので、なかなか難しいのです、こちらとしても共存したい気持ちはあるんですけれどもね。
でも、やっぱり除草剤というのはいかがなものか、というのはingの現在進行形で思っているので、ピクチャーディスで調べつつ
「スベリヒユが引くほど生えてんなぁ」
とか
「オイジワ広がり過ぎじゃね?」
などとぶつくさ言いながら、雑草というくくりでカテゴライズせず、ひとつひとつの名前を意識しながら手で抜いている日々でございます。

雑草という名前の草は無い、というのは昭和天皇のお言葉だとか、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「ほうき」です。
また次回。

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