bookmark_border東京會舘のマロンシャンテリー

今日のこの1品。
東京會舘のマロンシャンテリーです。

旧漢字が入っているとそれだけで長い歴史を感じます。
東京會舘と東京会館でネーミング迷ってるんだけどどっちがいいと思う?ともし聞かれたら諸手を挙げて旧漢字に一票です、絶対。
東京会館だったらその辺の公民館みたいな雰囲気ですが、東京會舘になると大人の社交場感すげぇです。

わたしはケーキの中でモンブランが1,2を争うくらい好きなんですけれども、このマロンシャンテリーは今まで食べたことが無くて、わたしの中のベストオブモンブランと言えば、アンジェリーナのモンブランでした。
今もアンジェリーナのモンブランは大好物ですが、そこに台頭するモンブランがいよいよお出ましになったという状況です。
モンブランと言えば、あの練り練りされた栗がタワーになっているやつ、というイメージだったので、それで言ったらマロンシャンテリーは見た目はノーモンブラン。
苺が乗ってない小さなデコレーションケーキのような白いお上品な見た目の生クリームの中に、実はあの練り練り栗的な部分が隠れているのです。
モンブランの醍醐味ってあのマロン部分だと思うのですが、あえてそれを隠しているあたりに禁欲的な魅力があります。
あの美味しい練り練りが外側にきているいわゆるベーシックなモンブラン=水着の女性、マロンシャンテリー=ウェディングドレスの女性、という至極勝手な個人的イメージ。
ベーシックモンブランは美味しいところが外側に来ているので、昔懐かしい黄色いタイプの練り練りなのか渋皮込みの茶色い練り練りなのかが一目瞭然なのですが、マロンシャンテリーはチラリとも練り栗が見えないので、長袖ハイネックのクラリス的なウェでイングドレスを纏っていて脱いでみないと分からないところがあります。

そんな禁欲的なマロンシャンテリー本体以外の、いわゆるガワの部分も大変お上品でして、だって、見てよほら、ひとつひとつこんな箱に入れられていますよ。
箱入りで大事に育てられているマロンシャンテリー。

箱がゴールドに輝いておりまして、
マロンシャンテリーバイトーキョーカイカン
イスタンブリッシュドインナインティーントゥエンティトゥ
と書いてあります。
東京會舘は1922年に創業したようですね。となると、来年100周年ではないですか、おめでとうございます。
このゴールドの箱に入っているためマロンシャンテリーは見えない、かと思いきやサイドから丸見えになっております。

かわいい。

そしてご丁寧におくるみに包まれたスプーンまで一緒に入っています。

スプーンと比べるとマロンシャンテリーが小さく見えるような気がしてしまいますが、一人分のケーキとしたらわりとしっかりと食べ応えがある量かなと思います。
なんせ、これひとつで980円ですからね。

夫に買ってきてもらい夕食後に食べたのですが、高菜明太マヨ牛丼を食べた後に頂くには少々ヘビィでしたので、3時のティータイムにブラックコーヒーまたは紅茶のおともに食すのが正解かと思います。

大変美味しゅうございました、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「歯ブラシ」です。
また次回。

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