bookmark_border造作家具のパントリー

今日のこの1品。
造作家具のパントリーです。

家を建てる際に一番欲しかった場所がパントリーと言ってもいいかもしれません。
1にパントリー2にパントリー、3,4がなくて5にパントリー。

パントリーとは、キッチンの近くにある収納のことを呼ぶようなのですが、我が家ではキッチンの隣に3畳くらいのパントリーを作りました。
食品庫として常温保存の食べ物類を置いたり、ストックルームとして日用品のストックを置いたりしています。

日用品に関しては、年に一回まとめて購入する「年買い」という方法で買い物しておりまして、1年分の日用品がパントリーにまとまっている状態にしてあります。
そこから毎月徐々にストックを使っていき、また1年後にドカッと1年分の日用品を買うというシステム。
日々の買い物が楽になったり、何かと快適なのでこれからも続ける予定です。

年買いについては『年買いのススメ』という本に詳しく書いてありますので、よろしければご覧くださいませませ。

というわけで、パントリーがあることによって他の部屋の収納があまり必要無くなるので、これから家を建てる予定の方などには声を大にしてパントリーをおススメしたい次第です。

キッチンは女の城、なんて言ったりもしますが、わたしにとってはキッチンはさておき、パントリーはわたしの城状態です。

日々アップデートを繰り返して、使いやすいように、そしてグッドデザインであるように、といろいろ手を変え品を変え変化をしておりまして、ライブ感のあるパントリーになっています。

写真を撮っているそばから、
「あ、アレをあっちに置こう」
みたいなものがまた見えてきましたので、明日にはまた様子が変わっている気がしております。
そして、あるはずの場所が変わっていて夫から
「まぁた場所変えたな!」
とお小言を言われる気がしております。

家は3回建てないと理想の家にならない、なんて言います通り、こういう風にすればよかった!という思いも顔をもたげてきておりますが、ことパントリーに関してはわたし的パーフェクトが1発目で出ちゃったんじゃなぁい?というくらいに気に入っております。
パントリー内での細かい移動は日々ありますが、おおまかなサイズ感などの使い心地がとても良くてですね。
「あたしったらグッジョブ!」という犬も食わねぇ自画自賛にお付き合いください。

2019年にわたしが考えて手帳にメモしたパントリーの棚のサイズ。
こういう棚っておそらく可動棚のほうが自分の好きに変えられるので良しとされていると思うのですが、1回棚を合わせたらもう変えることってほぼ無い、というのが今までの経験値でありましたので、一発勝負の固定棚とし、今に至ります。
固定棚だと棚を留める金具類が一切出ていないので、
「あーーーー、ここの金具が出っ張っていて置けない!」
みたいなことにならずに端から端まで同じサイズで使えるのと、スッキリして見えるのが良いところかと思います。
一番上はペーパー類を置くために広いスペースにして、下段は茶箱や大きなカゴなどを入れたりするのでそれに合わせて大き目のサイズに。
それ以外の棚は均一にしたほうが何かと入れるものを限定させずに済むので、ペットボトルが立てられるサイズで…、持っているカゴが入るサイズで…、などから考えていき行きついたサイズ。
今までは収納に自分の持ち物を合わせてきましたが、自分の持ち物に合わせて収納を作れるというのはとても楽しくとても快適な出来事でございました。

キッチンとの間に扉などがないので雑多な感じがせずにスッキリ見えるようにして、こんな仕上がりとなりましたとさ。

アイムラビニッなこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「体重計」です。
また次回。

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bookmark_border大工さんの造作机

今日のこの1品。
大工さんの造作机です。

家を建てるにあたって、家具の類をほぼ造作家具にしたいという願望がありました。
「あの家具を置きたい」という欲よりも、「このスペースにピッタリと収めたい」というテトリス欲の方が強かったので、ならば最初から造り付けにしてもらったほうがスッキリしていいだろう、という算段でした。

というわけで造作机もこのように出来ました。

クローゼットの脇のスペースに同じ奥行で収まっているので凸凹がなく面がスッキリと収まってテトリス欲が満たされております。
だいたいのサイズが幅が105㎝、奥行きが65㎝くらい。

この造作机の良いところは何と言っても脚が要らないということで、壁と壁の間に棚版が浮いているような状態になっておりますので、我が家には不在ですがルンバ的なお掃除ロボットがお掃除し放題ではなかろうかと思います。
そして、小学校の机のごとく、モノを置くスペースを机の下に作ったことで、机の上に出すものが必要最低限で済み、机上のスッキリ感も保ちやすいという塩梅。(先日までは乱雑な机上だったのがブログ用の写真を撮るためにキレイになったという話もあるとかないとか)
机と棚の間は10㎝にしたのですが、机のサイズと同じサイズの棚なので、幅105㎝奥行65㎝高さ10㎝。
それだけあると結構な収納量になり、よく使うものは手前に、普段使わないようなものも奥に、という二重構造で入れられて使い勝手も良いので、これから家を建てる予定の方がいらっしゃれば造作家具と言う手もあることをおススメしたい次第です。

考えてみれば自分の机があるという状況が久しぶりで、実家を出てから15年の間は自分の机というものがありませんでした。
実家に居る頃でいったら、机の上は常に汚く数日前に食べたお菓子のゴミが置きっぱなしだったり、可愛いと思って買った雑貨が机の上に乱雑に置かれて埃かぶってたり、集中して勉強することに不向きでしたね。
40歳を過ぎてからようやく、こういう三方を壁に囲まれたようなお籠り感のあるスペースで机の上は何もないくらいが好きだし集中しやすいということに気が付いたので、もし小さいころからこの状況で勉強していたら末は博士か大臣かという秀才になっていたかもしれん。
たぶん気のせいかもしれん。

三方が壁に囲まれているとなるとなんだか暗ったくてやぁね、ということにもなりそうですが、目の前の木が引き戸になっておりまして、それをガラガラと右に開くとこれだぁ!

ハイ、電線ビュー。
でもね、夕日前後は綺麗なので太陽に感謝、太陽を遮る高い建物が無い田舎に感謝でございます。

遠き山に日は落ちて、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「頭巾」です。
また次回。

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bookmark_border造作家具のソファ

暮らしの中のこの1品。
今日のこの1品は、造作家具のソファです。

もし、これから家を建てるという方がいらっしゃったら是非とも検討してみていただきたいのが造作家具です。造り付けとも言いますかね。
わたしは今まで4回引っ越していて、5回目は無いと思っているんですけれども。それは4回目の引っ越しが新しく建てた家への引っ越しなので、そうそうイレギュラーなことが起こらない限りこの家が終の棲家かと思っているからです。
今後も引っ越しがあるということを考えると、家具選びは難しくて困ることもあると思います。最近は家具のレンタルというのもあるので、引っ越しが多い方などは家具のレンタルを考えてみるのもアリですかね。

それで、造作家具の話なんですが。
我が家はこのソファ以外にも本棚や収納棚などいくつか造作家具にしたのですが、ぶっちゃけ良いことしかないです。
もしかしたら家具を買うより造作する方が高くつくということがあるかもしれませんが、家づくりの一環なのであまり気にならなかったというのが正直なところです。
例えて言うと、オールインクルーシブの旅行のマッサージみたいな感じですかね。行ったことないけど。
果たしてこの例えが分かりやすいかどうか怪しいところではありますが、乗りかかった船ですのでこのまま出航いたします。

オールインクルーシブとは何ぞやって話ですが、一回お金払えばあとは支払いしなくていいやつっぽいス。
「オールインクルーシブとは、旅行代金にホテル滞在中の様々な費用がすでに含まれているホテルプランです。」ってトラベルコちゃんが言ってたっス。
だから、多分だけど普通の旅行より高いっス。
例えが続きますが、オールインクルーシブの旅行が20万円だとしましょう。でも20万円払えばあとはタダ。毎日マッサージしようが毎食ルームサービス頼もうが、ホテルのビーチでパラソルの下ビーチチェアに寝そべってカクテル飲もうが追加のお支払い無し。
一方普通の旅行で宿泊費10万円だった場合、マッサージしたら60分で1万円、夜小腹が空いたからルームサービスでサンドイッチ頼んだら2千円、パラソルとビーチチェアをセットで1日レンタルしたら3千円、パイナップル刺さったカクテル一杯2千円するんですけど、という具合にどんどん追加のお支払いが出てきます。

つまりそういうことです。

いや、どういうこと?って言うね。

つまり家づくりの予算内に家具も入っているのか、追加の支払いで家具を買うのかで感覚が違ってくるということです。
極端な話、家の中の家具をすべて造作家具にしたら、追加で家具を買う必要が無いのでお金がかかりません。
造作家具はいわばオーダーメイドなのでおそらく高いと思うのですが、家づくりの予算の中に入っているので、このソファがいくらなのかハッキリ分かりません。大工仕事の中のひとつなので、この部屋のこの壁を作るのにいくらかかったのかが分からないという感覚に近いです。
ちなみにこのソファは棚のような板の上に緑色のクッション部分が乗っているような作りなのですが、このクッション部分は設計をお願いした建築家さんがもともと持っていたものでした。ほかの家で使う予定だったのが使わなくなって家に置いてあるとおっしゃっていて、我が家にサイズがぴったりだったので、差し上げますと仰っていただき、大変ありがたいことに譲って頂けたので、このクッション部分に必要な金額が分からないということもあります。
一方普通に購入するタイプの家具は基本的に住宅ローンに組み込めないので、引っ越しを機に家具を一式買うとなると住宅ローン以外に結構な出費になります。

でも追加で買う家具も予算を決めておけばいい話と言われたらそれまでなんですけどもね。

とりあえず、視点を変えて造作家具の良いところをお伝えしていきたいと思います。
まずは何より思い通りになるということ。
これに尽きるかもしれません。
わたしがこのソファを造作する上で外せなかったのが、ソファを浮かせたいということでした。さるのこしかけのように、いきなり木からニョキっと生えてるようなイメージ。

造作家具

実際に出来たのがこちら。
正面から見るとこのようになっています。

横から見るとこんな感じです。
いわゆる脚的なものがなく、壁から棚が出ていてそれにクッション部分が乗っているような状態です。
脚が無いと何が良いかというと掃除がしやすいということと、見た目がすっきりするということです。
そして見た目すっきりに影響しているのがソファの下に作っていただいた棚です。ここに通常ローテーブルの上に置くような、リモコン類、ティッシュなどが入っています。すぐ手に取れるのに出しっぱなしにならないというところがとても気に入っています。

ふだんはこのソファのサイドにゴミ箱とシュレッダーが置いてあります。

そして棚の上にクッション部分が乗っているだけなので、クッション部分を取り外すとこのようになります。

長い机にもなる、というお得感よ。
この使い方はもともと予定していたわけではなく、あとから「こういう使い方も出来るな」と発見したものなのですが、結果オーライでした。

もともとローテーブルを置く予定がなかったのですが、ローテーブルとかサイドテーブルが無い時に困るのが飲み物の置き場所なんですよね。それも考えてクッション部分の左右の余っている棚スペースに飲み物を置いています。
ローテーブルが無いだけで部屋が広く感じるし、でも必要なモノを置くスペースはあるというのがとても良いです。

ちなみにこの写真で分かるようにソファの棚の延長がそのままテレビ台になっています。

あ、あと造作家具のデメリットをあげるとしたら移動できないということですかね。
部屋の模様替えとががお好きな方だと向かないかもしれませんが、もし家づくりを検討していて、造作家具もいいかもしれないと思われた方は、ぜひじっくりと考えていただくことをおススメします。自分の思った通りの造作家具が出来たら生活満足度がかなり上がるように思います。

オールインクルーシブで海外旅行に行きたいな、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「福枡」です。

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