bookmark_border「鳥越竹細工」産地を守る会の市場かご

今日のこの1品。
「鳥越竹細工」産地を守る会の市場かごです。

このカゴは4年ほど前に購入したもので、当初は自転車のかごにすっぽり収まるかごを探していて見つけたものでした。
ブリヂストンのトートボックスという名前の自転車。
後ろにかごが付いているタイプの三河屋スタイルがお気に入りで、そこに市場かごをオン。

想定通り、自転車のかごにすっぽりと収まりご満悦の当時の写真。
当時は車を持っておらず、買い物に行くのが自転車だったのでこのたくさん入る市場かごは非常に重宝しておりました。
この市場かごを使う前は、レジ袋に入れたものをそのまま自転車のかごに載せていたのですが、レジ袋上の結び目が甘く、卵やらなんやらをアスファルトの上に落として悲劇的になったことがありましたので、その点市場かごは高さもありますし、とても安心感がありました。
そしてその後、車がひとり1台必要な田舎への引っ越しに伴い、買い物はほぼ車で行くことになり自転車に乗る頻度が少なくなったので、市場かごは収納用かごへと姿を変えました。

パントリーの奥行がちょうどよくて、調味料のストックなんかを入れて使っています。

わたしが購入したのは4寸というサイズだったと思うのですが、1ℓサイズの調味料や瓶モノや缶詰などかなりたくさんのものが入るし、高さ的にちょうどよく中に入れたものが見えないので、見た目がスッキリして好きです。
ビジュアル重視のグッドデザイン好きとしては取っ手にビニールが巻かれていないのも好きなポイントでして、市場かご全体のデザインが天然素材で統一されている感じがとても好きです。

とても気に入っているので、もうひとつあってもいいのかもしれませんねぇと思って「鳥越竹細工」産地を守る会のホームページをショッピングする気満々で軽い気持ちで見てみたところ、こんな記載が。

http://www.toritakesaic.sakura.ne.jp/seihinn.html

原材料となるスズタケの大量枯死のため、生産量が激減しています。
という衝撃。
市場かごも材料が無いので現在製作休止中。
どうやらスズタケというのは寿命が来る最後に一花咲かせるという習性のようで、一生に一回開花したら死んでしまうという「一生一回繁殖性植物」という植物のようなのです。
それで悪いことに、誰かが開花するとつられてその周りのスズタケたちも開花してしまう習性もあるらしく、それにより一斉開花してしまい、広範囲で枯死してしまうようです。
枯死という言葉は字の通り完全に枯れることを意味しているので、今は枯れてるけど春になれば元気になるかなというような一時的な体調不良ではなく、命を終わりを意味する枯れのようで、また新芽が出て開花前の状態のような背の高さに戻るにはかなりの年月がかかるらしいです。
ちなみに前回一斉開花したのは明治30年とのことなので、今まで生えていたスズタケは120歳オーバーということになり、スズタケの平均年齢的にどうなのか分かりませんが人間にしたらスーパーご長寿なわけで。
でもスズタケよ、チームとして引き際が潔すぎるというか腹をくくりすぎというか、ワンフォーオールオールフォーワンの精神が悪い方に転んでるというか、もう少し同胞を道連れにせずになんとかできないものかと思ってしまいます。

そんなことを言ってスズタケが「へぇ、わかりやした」というわけもなく、そういう習性なものはしょうがないわけで、どうにも太刀打ちできなさそうです。
せめて新竹がすくすく育ってくれることを願います。

いままだ販売を続けているものなどを買って応援していきたい所存です、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「毛抜き」です。
また次回。

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