bookmark_borderポルトガルのパン焼き器

今日のこの1品。
ポルトガルのパン焼き器です。

このパン焼き器を初めて知ったのは石黒智子さんの本だったと思います。
「わたしの台所のつくり方」という本でガス火用パン焼き器と紹介されていました。
石黒智子さんの使っているものはどれも好きなのですが、その中でもこちらのパン焼き器にはハッとしました。今までパンは機械を使って焼くものだと思っていましたが、この原始的な使い方にグッときました。
ハッとしてグッときました。
ハッとして!goodときました。
あえてトシちゃんに寄せてみました。
それはどうでもいいとして、電気を使わずにパンを焼くということ、四角い食パンを乗せるのに丸い形というところや穴の開いたデザインなど、使い方も見た目も好きなポイントがたくさんでした。

もともと実家ではパンを焼くときはトースターを使っていました。
その後一人暮らしをするタイミングで購入したのが電子レンジ+トースターのようなもの。
グリルレンジというのですかね。
オーブンレンジというのですかね。
電子レンジ機能とパンを焼くくらいしか使っていなかったので、あれがなんだったのかよく分かりません。
そんな家電に疎いわたしの何の根拠もないただの感想としては、電化製品は単機能のほうが好ましい気がします。
一台でレンジとしてもトースターとしても使えるのは省スペースで済むし便利ではあるのですが、どうも引っかかるというか違和感が拭えないのです。
例えていうなら、一台で自転車としてもバイクとしても使える二輪車、みたいな感じです。
それ一緒にする必要ある?という違和感。
二つの機能を一緒に合わせたら、置くスペースも一台分で足りるし、気分でどっちにも使えるし確かにメリットがあることは分かるのですが、バイクとして使うには華奢でスピード不足だし、自転車として使うには重たいし、みたいなどっちつかずの状態になってしまう気がします。
わたしが持っていたオーブンレンジ?もたかがパン1枚焼くにしては時間がかかっていましたし、レンジとして使う際に必要なターンテーブルをパンを焼くときには外さないといけないのも地味に面倒でした。
もう15年以上前に購入したものだったのでいまはもっと使いやすく進化しているとは思いますけどね。
でも、進化したら進化したで、それに伴うような使いこなし方が出来るとは思わなかったので、わたしが最新の調理家電を駆使して料理をすることは無いと割り切りました。

そのオーブンレンジが壊れてからはシンプルな単機能の電子レンジを購入し、しばらくは賃貸マンションのコンロに魚焼きグリルがついていたので、そこでパンを焼いていました。
トースターが無くても魚焼きグリルで十分パンが焼けるのですが、ちょっと油断するとこんがりを通り過ぎて焦げることがあるので、目を離さないことが重要です。
でもカリッとサクッと美味しいトーストが焼けたので、オーブンレンジで焼くトーストよりも好きな焼き加減でした。

そして、トースター、オーブンレンジ、魚焼きグリルと変化してきたわたしのパン焼き器の最終形態であるのがこちらです。
こちらのポルトガルのパン焼き器は、よく覗いているFOUNDMUJIさんでたまたま見つけて購入しました。ファウンドムジは、通常の無印良品とは違って、世界中で永く使われる日用品をセレクトしているお店です。

https://www.muji.net/foundmuji/

わたしは無駄なものを省いたシンプルなデザインや機能が好きな性分なので、家を建てる際にかなりシンプルなキッチンにしました。

こちらのステンレスキッチン。
シンクやコンロ下の収納の扉や引き出しが無く、コンロに魚焼きグリルも無く、オーブンや食洗器も無し。
そして電子レンジは単機能のものを置いているので、パンを焼くものがありません。
というわけで引っ越し前のタイミングでちょうど気になっていたポルトガルのパン焼き器を見つけて購入できたので、引っ越してからもっぱらこちらでパンを焼いています。

こんな焼き加減。
こちらも油断したら焦げますが、比較的早く焼けるのでそんなに目を離すほどでもないかと思います。
あと、トースターや魚焼きグリルのようないわゆる箱型のものの中に入れて焼くと視界から消えてしまうので目を離しがちですが、常に視界に入るので、その点でも焦がすことは少ないかと思います。
ちなみにとても軽いので、キッチンのコンロだと安全装置が働いて火加減が弱くなってしまうので、カセットコンロで焼いています。
お餅を焼くのにもいいですし、薄くて軽いので出したりしまったりも苦になりません。
4人家族で朝はパン派、というご家庭だとこれひとつで焼くよりも4枚一気に焼けるトースターとかのほうが断然便利だと思いますが、我が家の場合、夫がパンはレンジでチンする派なので焼くのはわたしだけ。そうするとこれがちょうどいいです。

石黒智子さん曰く湿気たクッキーやお煎餅の焼き戻しにも使えるらしいです、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「クッキー」です。
また次回。

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bookmark_borderBERRETTAのベルレッタスタイル

今日のこの1品。
BERRETTAのベルレッタスタイルです。

こちらのベルレッタというブランドの麦わら帽子を初めて知ったのは、&プレミアムの表紙でした。

2016年の8月号だと思うのですが、表紙がこちら。

この表紙を見た瞬間にブワッと虜になりました。
なんて可愛いんでしょう。
もちろん麦わら帽子が可愛いのですが、それ以外も完璧なバランス。
白いTシャツのサイズ感にリーバイスの切りっぱなしのショートパンツの色落ち加減とほつれ具合、健康的な太ももと手に持ったビーチサンダル、帽子から出ている髪の長さと質感と髪色、そこに
「シンプル、ということ」
というコピー。
全てが出来すぎていて一目ぼれでした。

この表紙からベルレッタという帽子のブランドにたどり着きはしましたが、2017年当時、基本的に常時取り扱っているショップが無く、ネットでの購入か、販売会での購入というかたちになっていました。
今までアパレルで働いてきて、購入するときは試着ありきだった私としては、帽子をネットで購入するということに対してちょっと抵抗があったので、出来れば実際の商品を見てから買いたいと思っていました。
そうなると販売会での購入になります。
この表紙を見たあとに販売会を調べたところ、確かその年の販売会は終わってしまっていたので、約1年待って翌年の販売会に赴き購入しました。

それまでにYouTubeでベルレッタチャンネルなるものを見つけて、繰り返し見て物欲を高めていたので実際に手に取れた時はとっても嬉しかったです。
ベルレッタチャンネルでは「帽子をかぶる人たち」というタイトルで帽子を購入した一般人の方が被る様子をアップしています。
わたしが購入したベルレッタスタイルという形以外にもいろいろな形があり、どれも可愛くて、しかも被っている一般人の方が撮られることに照れていてそれも含めて可愛いのです。

https://www.youtube.com/channel/UCYMjuBCllfK6h97BHgIYeuQ

実際に販売会に行ってみるとわたしよりも先に購入していた方が撮影をされていました。
そうです、ベルレッタチャンネルの撮影です。
わたしが約一年販売会を待つ間に見まくっていたベルレッタチャンネル。
一般人の購入した方がモデルとなって撮影しているので、帽子を買った方はもれなく撮影付きです。
嫌だったらたぶん断ることも出来ると思いますが、YouTubeで自分を見てみたい好奇心が勝ってわりと前向きに撮影に参加しました。
撮影すると思って来てなかったので気を抜いた髪形をしていたことを後悔しましたが、実際見て後悔したのは、気を抜いた髪形と横顔の締まりのなさでした。
横顔って普段自分で見ることが出来ないので、YouTubeで動く自分を見て、ちょっと驚きました。
もう少しあごのラインがシュッとしてると思ってこれまでの人生を生きてきちゃったよ、と思いました。
あと、手ぐしで何気なくひとつに結んだ髪形を無造作ヘアだと思って生きていましたが、動画で見たらただの疲れた人になっていました。

でもそんなただの疲れた人もベルレッタスタイルを被ったら帽子が素敵な人になることが出来ていました。
ツバのある帽子って被るのが少しハードルがありますが、ベルレッタスタイルくらいのつばの広さだと被りやすいと思います。
これよりもつばが広くなってくるといわゆる女優帽みたいになって、コスプレのようなな非現実的サイズ感になってくる心配が出てきます。
それはそれで可愛いものもあるんですけどね。
つばが広めの麦わら帽子もおススメのものがあるので、またの機会にご紹介していけたらと思います。

あとベルレッタが可愛いだけでなくおススメなのは、ゴムが付いていることです。
小学生の帽子についているようなあごの下に来る細いゴムが付いているのですが、実際は首の後ろに来るようになっているので、一見ゴムが付いているようには見えないつくりになっています。
これがあることによって安定感が増すので、見た目の可愛さと実用性のいいとこどりのデザインだと思います。

ベルレッタという響きも可愛い、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「パン焼き器」です。
また次回。

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bookmark_border官足法の足つぼマット

今日のこの1品。
官足法の足つぼマットです。

足つぼって魅力的です、とても。
足にツボが無いという考え方もあるそうですが、足にツボがあると思いたいタイプです、わたしは。
ドクターフットという足つぼマッサージに行っていたこともあるのですが、マッサージをしていただいたあと、とっても足が軽くなって、明らかにビフォーアフターが違うという感覚があるんです。
わたしは、喘息持ちで鼻炎などのアレルギーもあるので、足つぼで痛いところが気管支系とか鼻系とかだと
「イテテ!そこ気管支かぁ、やっぱりねー」
などと納得できますし、痛い部分が自分で弱い意識のない肝臓系だと
「肝臓?全然お酒飲まないんですけどねー(お酒飲まないのに肝臓が反応出るなんて、足つぼも当てにならないこともあるか)」
と思ったりすると、それに続くマッサージ師さんの言葉が
「肝臓は甘いものを多く食べる人も反応がでますよ」
だったりするもんだから、甘いもの好きのわたしはギクッとなったりしていました。

出来れば毎日でもドクターフットさんに通いたいくらいなのですが、なかなかそういうわけにもいかないので、足つぼマットを導入することにしました。
マットに乗り始めた最初の感想は
「芸人さんが足つぼマットに乗って痛がってるのってオーバーリアクションじゃなかったんだ・・」
でした。
とにかく痛くて立ってられないのです。

官足法の足つぼマット

特にこの真ん中の山になっている部分。
この上に乗って足踏みするなんて正気の沙汰ではない、と思いました。
痛くない場所を探そうにも、そんなところはあるわけがなく、全体重を乗せてこの足つぼマットに立てないので、どこかにつかまったり何かに体重をかけたりしながらようやく立てるくらいの足プルプルの小鹿状態でした。
これに20分も乗らないといけないなんて。
嘘だろう?
これに乗れる人がいるの?
つーか、こんなに痛いのに乗っていいの?
なんとかやりたくない理由を正当化したくなりましたが、4か月くらい続けると良くなってくるという言葉を信じてやり続けました。

今ちょうど半年くらいが経ちました。
この上に普通に立てる時がやってくるとはにわかに信じられませんでしたが、その日はやってきました。全く痛くなくなったという状態には程遠いですが、20分でも30分でもこの上で足踏みをしているのが苦ではなくなっているのです。というか、むしろもっと欲しがっている状態。
これで克服したと思っていましたが、このマットの上で足踏みが出来るようになるのは基本というか序の口というか、入り口に過ぎないわけで、それに続くハウツーが官足法にはあるのです。
ただ足踏みするだけではなく、1から11までの踏み順のようなものがあり、使う突起部分も決まっています。
もう足つぼマットにも慣れてきたし、踏み順通りイケるだろうと思いましたが、新鮮で強烈な痛みを感じました。
官足法を甘く見ておりました。
ちなみに官足法というのは台湾の官有謀先生という方が始めた足もみ健康法だそうです。
足裏マットはその一部で、足の甲とか足首ふくらはぎ膝裏太ももまで揉まないといけないようです。
ふくらはぎとか膝裏とか絶対痛い確信がありますので、もう少し足裏マットに慣れてからその先へと進んでいきたいと思います。

ちなみにちなみに食後1時間は消化に良くないようなので、だいたい食後1時間以上経ったころにテレビを見ながら乗ることが多いです。
床の上に常に置いておくと好きな時に乗れるのでそれも良いかと思いますが、個人的に出しっぱなしにするのが嫌なタイプなので、使い終わったら冷蔵庫のわきの隙間に立てかけています。

この足つぼマットはだいたい40×60㎝くらいあるので出しっぱなしだとそれなりに存在感がありますが、我が家では冷蔵庫と棚の隙間にぴったりと隠れてくれるので、存在感が消えて個人的には満足です。
出しっぱなしが気にならない方は、洗面所の前に置いたりして、歯磨きしながら踏み踏みしてみたりするのもいいかもしれません。

やめられない止まらない、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「麦わら帽子」です。
また次回。

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