NAKATA HANGERのハンガー

NAKATA HANGER

暮らしの中のこの1品。
今日のこの1品は、NAKATA HANGERのハンガーです。

ナカタハンガーは引っ越しと同時に購入しました。
初めの1本は夫が前職を退職するときに送別品としていただいたもので、名前入りのスーツハンガーでした。
リクエスト制の送別品だったので、ナカタハンガーが良いと夫がリクエストしたもので、頂いたときに驚いたのはその重厚感と高級感。
ナカタハンガーは1946年の創業で、国内唯一の木製ハンガー専門メーカーである中田工芸株式会社が2007年に立ち上げた国産ハンガーブランドだそうで、職人の手作業によって一本一本生み出される、とあります。
直線的な部分があまりなく曲線で作られた優しい形とすべすべとした肌触りで、良いハンガーというのは違うものだなあと思いました。
良いハンガーにかかっていると、洋服の質まで良くなって高級感があるように感じます。

ちなみにこちらのナカタハンガー、以前ホンマでっか!という番組で明石家さんまさんに誕生日プレゼントをあげる企画があり、深キョンがさんまさんにプレゼントしていました。
ナカタハンガーのいちファンとして、おお!とうれしかったです。

我が家はクローゼットが扉が無いオープンタイプにしたこともあり、ナカタハンガーに掛けられた洋服たちが常に見えている状態なので、使い心地も見た目も良く、とてもいい買い物だったなと思います。

それまで使用していたのは、滑り落ちないハンガー。
滑り落ちないハンガーの長所はその名の通り滑り落ちないこと。

毎度話が変わりますが、面接などで「あなたの長所と短所を教えてください。」と聞かれた場合のセオリーは、本当の短所は言わないということですよね。
例えば「私の長所は何事にも集中して取り組むことが出来ることです。短所は集中してしまうあまり、休憩することも忘れて没頭しすぎてしまうことです。」的な。
一方、仮に正直に「私の長所は何事にも集中して取り組むことが出来ることです。短所は寝坊癖があって月に数回、遅刻をすることがあります。」と言った場合、採用する方としては、前者だったらそんなに没頭して仕事してくれるならむしろウェルカムという判断になるかもしれませんが、後者だったらそんなに頻繁に遅刻する奴なんか採用したくねぇわという判断になりそうです。

というわけで話はそれましたが、滑り落ちないハンガーはまさに前者のようなタイプで、長所は滑り落ちないこと、短所は滑り落ちなすぎること、なのです。
ハンガーに掛けてクローゼットに置いておきたい場合は滑り落ちないでくれると大変ありがたいのですが、いざそれを着るとなると滑らないのでスルっと取れないのです。長所である滑り落ちないが頑張りすぎている感があり、たまに滑り落ちることがあります、くらいの短所があった方がもしかしたら良いのかもしれないと思ったりします。
もしかすると、滑り落ちないけど滑ってほしい時は滑るというハンガーが出来たらめっちゃ売れそうな気がする・・・、ポストイット的な大ヒットにつながるかもしれない!

ポストイット、いわゆる付箋が偶然の産物っていう話、結構好きなんですけど。
ポストイットはもともと強力な接着剤作るべく研究する中でたまたま出来てしまった「よく付くが、簡単にはがれる」という言わば失敗作を、糊の付いたしおりとして製品化することを考えついて生まれたものだそうです。

研究の目的が強力な接着剤を作るだったら、よく付くが簡単にはがれるという接着剤は失敗の烙印を押されて闇に葬り去られそうですが、そこから発想の転換で商品にするというエピソードにワクワクします。

またハンガーとは違う話になってますね。

というわけで「滑り落ちないけど滑ってほしい時は滑るハンガー」が商品化して大ヒットしてビッグマネーが動くようになった暁には、発案者としていっちょ噛みして便乗したいところではありますが、わたしとしては見栄えヨシ、使ってヨシ、触ってヨシのナカタハンガーが大好きです。

キリンさんが好きです、でもナカタハンガーのほうがもーっと好きです、なこの1品。今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は、トイレットペーパーです。

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