草履入れ再利用の裁縫箱

今日のこの1品。
草履入れ再利用の裁縫箱です。

たしか草履入れだったと思うのですが、それにしては大きいサイズなので草履とバッグが入っていたのかな。
もともとお義母さんの草履が入っていた箱だったのですが、箱好きのわたしのアンテナがピンと反応しまして、丈夫で使い道がありそうだったので貰っておきました。

今住んでいる家は夫の両親との二世帯住宅で、夫の実家である母屋の隣に建てた家です。
田舎なので敷地が広くて、母屋に住みながら隣のスペースに新居が建てられたので、新居が完成したあと、わたしたちは都内の賃貸マンションから引っ越し業者に頼んで引っ越してきましたが、両親は母屋に住みながらちょっとずつ必要なものを隣の新居に運ぶという作業をしていました。
母屋は70年以上建っていたと思われ、70年も経っていたらその間にそりゃあ物も溜まりますよね。
要らない物は捨てるという概念がそもそも無くて物があふれている方が豊か、という以前の時代背景もあって、知らず知らずのうちに買って増えたもの、頂いて増えたものなど、なんとなく増えていた把握しきれていない物たちを全部新居に運ぶわけにはいかないということで、要不要の判断が必要になってきました。
新居に住み始めたら母屋を取り壊すことは決まっていたので、時間的な期限があったのと、両親がそこまで物を捨てることに躊躇が無かったのと、てきぱきと仕事が早い義妹が率先して片づけを手伝ってくれたので、わりとサクサクと要る要らないに分ける作業が進んでいきました。
その中で、着物もこれから着ることが無いし着物関連の小物なども合わせてもう処分してしまおう、ということになり、その時に草履入れだったこちらの箱が空くこととなり、良い箱だから頂こうということからわたしの裁縫箱になったよ、っていう話。

たぶんお義母さんが着物を着るといったら子供の七五三とかだったと思うので、おそらく昭和の時代の箱だと思うのですが、30年とか経ってるとは思えないほどキレイなんですよね。

そしてこの箱のサイズなんですけれども、それは38㎝×26㎝という大きさでして、え、それって、裁縫箱にはちょっと大きくなぁい?というサイズかと思うのですが、このサイズ感が結果的にとても素晴らしかったので、そのさまをご覧いただきたいと思います。
朱色で織りのようなデザインのこちらの元草履入れ箱である貼り箱を開けると…。
なんということでしょう。

わたしの空き箱コレクションたちが(ほぼ)ぴったりと収まっているではありませんか。
上から銀座ウエストの限定缶、下右が石屋製菓のラングドシャ箱、下左が開運堂の白鳥の湖缶。
赤いめでたそうな箱を開けると、それぞれ花と鳥が描かれていてなんだか通ずるものがありそうで福が来そうでこれまためでたそうな可愛いデザイン缶三姉妹。
このおさまりの良さにびっくりしまして、この3つの大きさの違う箱を(ほぼ)ぴったりと収めてくれるこの草履入れ箱の懐の深さに感動を覚えました。

それぞれの箱を開けるとこんな感じです。

もともとは裁ちばさみが黒いケースに入っていたのですが、そのケースに入れたままだとこの箱に収納出来ず、裁ちばさみだけ別で収納しなければならなくなりそうだったので、黒いケースに裁ちばさみを入れるのを諦めて、刃先のキャップ的なもの作りました。

箱を開けると、さらに3つの箱がきれいに収まっているという気持ちの良さを優先した結果大変満足しております、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「マロンシャンテリー」です。
また次回。

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