bookmark_border紀州漆器の捏ね鉢

今日のこの1品。
紀州漆器の捏ね鉢です。

ジョージアを旅した時に食べたヒンカリという小籠包のような食べ物が食べたい、とレシピ本を買ってきた夫とともに以前ヒンカリを作ったんです。

強力粉と塩と水で皮を作るのですが、最初はボウルで捏ねてみました。
いままでこういったものを自宅で作るという経験が無かったので、混ぜると言えばボウル、捏ねると言えばボウル、というボウルしか知らない人生を歩んでまいりました。
その時もボウルでで事足りると当たり前のように思っていましたが、粉を捏ねるという目的で言うと、ボウルって全然小せぇのな。

ダイニングテーブルの上で捏ねていたのですが、ボウルで混ぜるたびに強力粉が舞ってボウルの周りにこぼれたり、ボウルを押さえてないと生地と引っ付いて持ち上がったりするもんで、どんどんダイニングテーブルが汚れていき、ストレスッ!となりました。

味は美味しかったのでまた作るという可能性は排除しないでおきたいですね、という感じだったのですが、あの粉物で汚れる感じを防ぎたいのと、ボウルの中で捏ねるというのが結構難儀だったので、そういえば捏ね鉢というものがこの世にはあるではないか、と思い立ちまして購入しました。

ノーーーストレスッ!
なんだこれは、ボウルと全然違うではありませんか。
我が家で使っているのは直径が42㎝くらいのやつなのですが、捏ね鉢という名の通り非常に捏ねやすい。
粉を広い器で受け止めてくれて、ボウルと違って重さがあってどっしりとしていてくれるので、力を入れてもびくともしない安定感があり、コレだよコレッ!という感じ。
おかげで2回目のヒンカリはダイニングテーブルの上もきれいなままだし、捏ねる時間も短縮して作ることが出来ました。

上の写真はヒンカリではなくて、最近作ったポンデケージョというチーズのパンでして、この捏ね鉢が無かったら2000%作らないであろうそんなパン生地を捏ねてしまうくらいの威力がこの捏ね鉢にはある。

ちなみにポンデケージョは白玉粉で作るというレシピで作ったのですが、白玉粉っていわゆる粉の状態ではなく粒の状態なんですよね。
そんで、そのレシピには白玉粉の粒が残ると焼いたときに粉っぽくなるので、捏ねながら粒が無くならないようにする、とありまして。
言うても牛乳と卵を加えて混ぜているうちにだんだん粒粒が無くなってくるのよね?と思っていましたが、牛乳と卵を加えて混ぜても粒粒が当初のまま際立っておる…。
え?この粒粒をすべて無くす?そんなもん無理ゲーでは?
と途方にくれそうになりましたが、この捏ね鉢という広い器のおかげで粒粒を極力潰すことに成功しまして、非常にいい感じに出来ました。

この捏ね鉢があればうどんを家で打つ、なんてことも出来てしまうんじゃない?という感じでワクワクしますが、粉の状態から捏ねて丸くするというところまでの大変さが分かってしまったばっかりに、びくびくもしております。

「捏ね終わったものがこちらです」と差し替え希望、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「麺台」です。
また次回。

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