今日のこの1品。
手ぬぐいで作る鍋つかみです。
こちらは、手ぬぐいをふたつに切って何回か折りたたんで縫っただけの代物でして、形状からしたらもはや雑巾に近く、はたして「鍋つかみ」と言っていいのかどうか分からないのですが、我が家では日々鍋つかみとして活躍しております。
もともと、こちらの手ぬぐいは販売員をしていた時にありがたいことにお客様から頂いたもので、一般的な手ぬぐいよりも小さくハンカチのような可愛いサイズ感の手ぬぐいでした。
せっかく頂いたものですし、サイズも他の手ぬぐいとは違ったので、その他大勢の手ぬぐいと一緒くたにするのもどうかしら?と思ったのと、鍋つかみが欲しいのよね、と思っていたこともあったので、この頂いた手ぬぐいで鍋つかみを作ろう!ということになりました。
この世は便利なものでして、「手ぬぐい 鍋つかみ」で検索すると、コンピューターおばあちゃんの知恵袋が手ぬぐいで作る鍋つかみの作り方を教えてくれちゃいます。
https://econews.jp/idea/culture/20151030.html
この作り方ですと、ミトン型の鍋つかみの先っちょみたいな感じに出来上がりましてしばらくそれで使っていたのですが、片手分しか無いので両手鍋に使う時はもう片方分として適当な布巾などをあてがっており、両手分の鍋つかみが欲しいなぁと思い始めました。
他の手ぬぐいでもうひとつ鍋つかみを作るということもアリなのですが、サイズ感が左右で違ってしまうのもちょっと気になるかなぁと考えて、この手ぬぐいひとつで左右分の鍋つかみを作り直そうと思い立ち、もとの手ぬぐいの状態に戻してみました。
とりあえず、おばあちゃんの知恵袋の鍋つかみの作り方のすごいところは、針も糸も使わないので、またすぐに鍋つかみから手ぬぐいに戻すことが出来ること。
この日本の折り紙文化みたいなミニマムさはホントにすごいと思います。
手ぬぐいとか風呂敷とか、ただの1枚の布が何通りも使えるってハンパねぇっス。
プレゼント包装とか、むしろ全部風呂敷、というか四角い布でいいんじゃないかっていうね。
というわけですぐに元通りとなった手ぬぐいをふたつに切って、折りたたんで重ねて縫っただけのこちらの代物が出来上がりました。
オーブンの鉄板並みの熱々のものは持たないので、そこまで布地が厚くなくても大丈夫な感じですし、サイズ感もちょうど良く個人的に使い勝手が良いです。
おかげさまで土鍋の両側を同じ鍋つかみで持つことも出来まして満足でございまして、それ以外にも我が家の鍋類はプラスチックの取っ手が付いていないものが多いので、やかんひとつ持つときにも鍋つかみが必要であり、そんなに頻繁に使うものにお客様から頂いたありがとう手ぬぐいが使えたので、変に使わずに取っておくよりも、いつも目にすることが出来て良かったです。
紺地の手ぬぐいに白い印刷、そこに赤いステッチで縫うことでトリコロールを意識いたしました、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。
次回のこの1品は「スキージー」です。
また次回。