長子と中間子の夫婦

こんにちは。
スカタズケの妻の方です。

いきなりですが、私は中間子です。
いわゆる真ん中っ子ですね。
きょうだい構成や生まれ順って多分に性格に影響があると思っていて、とても興味があるもののひとつです。
ちなみに私たち夫婦は、夫は妹が2人いる長子で、私は兄と弟に挟まれた中間子。どちらも3人きょうだいで自分以外は異性、というところが共通点です。
長子である夫はことあるごとに「俺の前世は殿様だったと思う」と言っている、ちょっとアレな人なのですが、長子である特徴のひとつに王様気質というのがあるので、おそらくそのせいだと思われます。
長子に比べると、子育てがおざなりになり急に写真の数が少なくなる中間子や末っ子と違い、長子は初めての子供で両親も全力で手を尽くしてくれて、田舎の長男はなにかともてはやされるので、「やってもらえる」のが当たり前と考えているようです。
我が家では毎日ミックスナッツを食べているのですが、それに入っているピスタチオの殻を剥くのがダルいと長子が申すので、ほかの人の顔色を伺う傾向にあり空気を読むのに長けている中間子である私がピスタチオの殻を剥いてお皿に乗せて長子に差し出しています。
王様に仕える下僕のようで中間子可哀そう、な気がしますが、長子は王様気質が災いして隅々まで目が届かないことが多いので、買ってあるお菓子を中間子がまるごと盗み食いしてもしばし気が付きません。

男に挟まれた中間子である私は、弱肉強食の世界で育ってきました。
3人きょうだいなので、母が3つ入りのプリンやゼリーなどを買ってきてくれるのですが、3つ入っているのだからひとり一個である、という暗黙の了解は主にわが弟には通じず、油断すると自分の分が無くなるので「明日食べよう」は命取りです。
その点、何日も寝かせておくタイプの夫は私からしたら油断と隙だらけです。
というわけで、きのこ派の夫のために買ってきたきのこの山は、たけのこ派の妻がたけのこを食べた後もずっと残っているので、そのうちきのこも妻が食べます。
そして食べたことを隠蔽するために新しいきのこを買ってきます。
そしてまたすぐに食べない夫の目を盗んで妻がきのこを食べます。
そして食べたことを隠蔽するために…以下略。
コンソメ派の夫のために買ってきたポテトチップスは、のり塩派の妻がのり塩を食べた後もずっと残っているので…以下略。

そしてお互いに自分以外は異性というきょうだい構成で育ってきたせいか、私たち夫婦は夫のほうが女性的、妻のほうが男性的で男女が逆転している場合が多々あるような気がします。
運転は妻で、ペーパードライバーの夫は助手席が指定席です。
着ていく服について「どっちがいいと思う?」と聞いてくるのは夫のほうですし、支度に時間がかかるのも夫です。
家で主にしゃべっているのは夫ですし、「聞いてんの?」と言われるのは妻の方です。
自由が好きで手ぶらで行き当たりばったりなのが妻で、海外旅行のスーツケースが「念のため」に持って行くものでパンパンになり、そのまま「念のため」を開けずに帰国するのが夫です。
どうせ使わないなら重くて場所を取るだけだし、次回から持って行かなければいいのに…と思いますが、使うか使わないかではなく「ある」ということに安心するようです。
どこへ行くにも余分な持ち物は持ち歩きたくなくて、海外旅行はパスポートと金さえあればなんとかなる、と思っている中間子は、あれもこれも持っていけという長子の助言を右から左へと聞き流していますが、荷物が少ないわりに押さえる所は押さえているので、出入国カードに記入するためのボールペンを持っていない長子にサッと差し出すことが出来ます。
それなのに長子から「このボールペン書きづらい」などと言われてしまうのが、中間子としては納得のいかないところです。


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