DELFONICSのファイル

今日のこの1品。
DELFONICSのファイルです。

DELFONICSをカタカナで表記すると、デルフォニクスだとずっと思っていたのですが、正しくはデルフォニックスということで、小さいツが入って跳ねた語感になっているようです。

このファイルはデザインに一目ぼれして、何をファイルするでもなく購入したものなので、しばらくは新品状態で使われておりませんでしたが、ここ数年はわたしのちょっと捨てないで取っておいたほうが良い風な書類系がファイリングされています。
年金関係とか保険関係とか、健康診断関係とか。

別に捨てたところで問題無さそうな気がしますが、一旦ステイするのにちょうど良いファイルです。
フタ部分についているゴムで開け閉めをするので、何度も付けたり外したりしているうちにダルダルになってきました。
そんなフタをパカッと開けると蛇腹になっていて、ポケットがいっぱい。

適当に突っ込んであるので、アルファベットで分けるとか月ごとに分けるとかはガン無視しています。
なんかこういうドキュメントファイル的な蛇腹で分かれているファイルがデザインとして好きみたいです。

なんなら昭和の時代に固定電話の付近に吊るされたり差し込まれたりしていたこの手のやつも好きです。

↑こういうやつ。
昔は我が家にも置いてあったし、他の家にもありがちな代物だったと思うのですが、まず固定電話が減っているのと、さらに固定電話自体にアドレス帳機能があるわけで、こんなんでいちいち電話番号確認しないって話なので、過去の産物になっていてもおかしくないですが、まだ売っているということに少々びっくりしています。

生まれたときから携帯電話がある世代にしたらマジで意味わからない商品かと思いますが、これが当たり前だった時代はみなさん良く掛ける電話番号というのを暗記していたものですよね。
いまでは、そらで言える友達の携帯番号なんて皆無ですが、もはやそこに住んでいない親戚の固定電話の番号とか30年経っても忘れずに覚えています。

そういえば、今のハタチくらいのコは学ランの第2ボタンをもらうという風習が無いというのを先日聞いて結構驚きました。
なんかしらんけど、ああいうのって脈々と受け継がれるものじゃないの?
わたしは喋ったことも無いけど一方的に好きだった先輩の私服姿を地元のお祭りで見かけて萎えたという経緯がありながら、第2ボタンを貰うというTHE青春なことをやってみたかったので、先輩の第2ボタンを貰いました。
つーか、正しくは自分からアクションは起こせず、友達に貰ってきてもらったのでした。
という過去もあり、卒業式=第2ボタン的なものはいまもなお一般的かと思っておりました。

ところがどっこい。

友達が働いているアパレルショップに高校の卒業式を終えた男の子が買い物に来たらしいのですが、シュッとしているイケメンだったそうで、こんなカッコいいモテそうな男子なのに、学ランのボタン全部ついとるやんけ!ということに驚いた四十路の友達は、
「なぜ彼は第ボタンが残ってるの?あんなイケメンだったら第2ボタンはおろか、Yシャツのボタンまで無くなっているんじゃないの?!」
とハタチに問うたところ
「ダイ…ニ、ボタン?」
みたいな返答で驚きを隠せなかったそうです。
続く二の句が
「そういえば、なんか聞いたことはあります」
であり、過去の歴史の中の話みたいなことになっていて二度驚いたそうな。

まわるーまーわるよー時代ーはまわるー、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。

次回のこの1品は「お手紙ボックス」です。
また次回。

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