今日のこの1品。
PAUL&JOEの手鏡です。
もうかれこれ20年近く使っていると思われる手鏡。
どの時代も鏡台というものを持ち合わせてこなかったので、メイクするとしたらメイクポーチを持ってウロウロしてたどり着いた場所それがメイクルーム、というような遊牧民スタイルで主にソファで化粧を続けてここまで来ています。
というわけで、メイクをする時の必需品である手鏡、これでわたしのアフターメイクの顔が出来上がっていると言えます。
机すらないところでメイクするので、いわゆる置き型の顔全体が映るサイズの鏡もなくて、ちょっとした化粧直しに使うようなこちらの手鏡をチラチラと見ながら陽の当たる方向を向いて全てのメイクをしている次第です。
たぶんね、個人的な感覚で言うとアイラインやマスカラなど細かいメイクは手鏡の方がやりやすい気がします。
部分的なメイクのしやすさと相反して全体的なバランスを見ることは手鏡の苦手分野かと思いますが、顔の下半分はマスクしているし、もはや手鏡があれば万事OKな気もするとかしないとか。
さてさて。
ポールアンドジョーって当初はファッションブランドだったと記憶しているので、ファッションブランドからコスメラインが出たという印象だったのですが、もはやコスメブランドという印象の方が強くなっていて、
あれ?確かもともとはお洋服のブランドでしたよね…?
あれ?それってジル・スチュアートのことでしたっけ…?
と見失っておりましたが、やはり当初はファッションブランドで、しかもメンズブランドだったようで、人に歴史あり、ならぬブランドに歴史ありですね。
それでも20年近く前に購入したものが今もなお同じデザインで売られているというのはなかなか嬉しいでございます。
テクマクマヤコン的なコンパクトに永遠に憧れを持つ身としましては、このパカッと開ける丸いコンパクトスタイルで薄くてレディライクなデザインがカワイイと思います。
正確に言うとテクマクマヤコンよりはパンプルピンプルパムポップンのクリーミーマミ由来のコンパクト好きなような気がしますが、テクマクマヤコンの方が市民権を得ている感じある。
そんなテクマクマヤコン的なコンパクトは大人になったら当たり前に使うものだと思っておりましたが、乾燥肌としましてはリキッドファンデーションを使うことが多く、ほぼパウダーファンデーションを使ってこなかったという感じなので、子供が大人の化粧道具に憧れる方向性のままにテクマクマヤコンに憧れを持ち続け、それはもういくつになっても憧れ続けるのであろうかと思います。
単なる化粧道具プラスαの魔法道具としての憧れも入っているので、魅力的に映る、それがコンパクト。
その昔は汚部屋の住人だったわたしは、断捨離を経てから基本的にはミニマムでシンプルなデザインが好きなのですが、この手鏡は汚部屋時代のわたしが買っていて、今のわたしならば手に取らないデザインかもしれないなぁと思ったりもしますが、白とゴールド?的な2トーンカラーなのと、白地に同系色の花の彫りの感じの控え目なレディ感が結構好きだなと思います。
ほどよいテクマクマヤコン感。
高橋一生さん的に言いますと
「素晴らしくほどよい」
のやつですね。
まぁそんな素晴らしくほどよい魔法のコンパクトを開いたところで映るは自分のフェイスでありまして、
鏡に写った四十路のわたし
情けないよでたくましくもある
というわけでglobeよろしくたくましくあって欲しいですが、最近はまたいよいよ秋の深まりとともに乾燥が著しくなっており、テクマクマヤコンに映るのは四十路の乾燥肌となっております。
20代が40代となった年齢の変化とともにこちらの手鏡もそれなりに年を取ってきておりまして、鏡こそ割れておらず表面は比較的キレイな気もしますが、裏面に年が出ていて、すっかりゴールド感が剥げ剥げになっています。
それでもまだまだ現役で頑張ってくれそうですので、この手鏡とともに年を重ねていこうかと思っています。
末永くよろしくどうぞ、なこの1品。
今日もこのコに首ったけ。
次回のこの1品は「テトリス」です。
また次回。